生きづらさを感じる人の3つの原因と、人生が変わる解消法

生きていてなんとも言えない生きづらさを感じる。

 

外からは何も不足していないように思われているけど、なぜか生きづらくて、モヤモヤして、苦しい。

 

そしてその生きづらさを誰も分かってくれないし、話したところで甘えだと言われてしまうような気がする。

 

そうしてどんどん自分の中に溜めこみ、どうしようもなくなってしまっている方がいるかもしれません。

 

しかし、そのような生きづらさを解消していくぴったりの方法があるかもしれません。

 

そのためにはまず、甘えではないということ、同時に誰かのせいでもなく自分自身が原因となっているということ、

そしてそれは「考え方」「捉え方」「家族のこと」「過去」、これらに焦点を当てていくと変わるいうこと。

 

これらを念頭において、これから時間がかかったとしても自分の心、考え方、過去、家族、そして愛情に向き合い、

信じられないほどの変化と心の軽さ、そして心からの笑顔を取り戻していければ幸いです。

 

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生きづらさとはなんなのか

まずはじめに、そもそも論として「生きづらさ」とはいったい何なのか、何が自分を苦しくしているのかを見ていきましょう。

 

もちろん人によってその背景、きっかけ、出来事、過去、家族関係、お金、その他もろもろ異なりますので、

すべての人に当てはまるかは分かりません。

 

ですが、多くの人が「生きづらさ」として抱えてしまうものの要因として考えられるのもがあります。

 

他人や出来事、自分をジャッジしている

まずひとつ挙げられるのが、さまざまなことを『ジャッジ』しているかもしれないということです。

 

どういうことかというと、ある出来事や人物に対して「あれは正しい、あれは間違っている」「あれは損、あれは得」「あれはプラス、あれはマイナス」、

「あれはメリット、あれはデメリット」「あれはポジティブ、あれはネガティブ」といったように善悪・正否の二元論的な解釈をしているということです。

 

これらにはきっかけがあり、過去の何らかの出来事を体験したり見聞きしたことで「あれはいい、あれはよくない」という風に、

自分から見て白黒の世界で判断してしまっている可能性があるのです。

 

他にも、「あの人はかわいそう」「私は被害者」「あれは加害者」「親がかわいそうだった」といった一極面的な捉え方も含まれるでしょう。

 

それが良い、悪いは一度置いておいて、そういう風に善悪・プラスマイナスで解釈する癖がついていると自分にも影響があります。

 

自分が物事や人を白黒で判断しているため、自分がそう見られているのではないか、あるいは自分は黒ではないか、

ということが思考に入ってしまい、無意識のうちにでも自分自身をジャッジしたり、他人から裁かれないように気を張ります。

 

そのジャッジや「他人からどう思われているか」「悪いやつ・黒だと思われていないか」という意識が、

自分自身の生きづらさの元となっていることがあるのです。

 

親や家族、過去の人や出来事が嫌いで許せていない

もっとも大きな要因として考えられるのが、『親や家族、過去に出会った人や出来事を許せていない』ということです。

 

どういうことかというと、過去の出来事や人を許せていないために、その人に対する復讐心や見返したいという気持ち、

あるいは怒りや悲しみ、虚しい気持ちが原動力になってしまっているため、何をしても満たされないような状態にあるということです。

 

おそらく多くの人が過去に何らかのしがらみや葛藤を抱えたまま封じてしまい、自分でも気づかないうちに親や兄弟、

あるいは親しい人への怒りや敵対心、憎しみの気持ちを知らず知らずのうちに生活にぶつけてしまっています。

 

特に、母親や父親に対して許せない、ムカつく、イライラする、ストレスを感じる、あるいはかわいそうな人、哀れな人という認識がある、

そして親のことをバカにしていたり見下した意識があると根本的な生きづらさが取れないかもしれません

 

ですが大丈夫、これからでもひとつひとつ向き合っていくことでその怒りや悲しみ、復讐心、見返したいという気持ちを手放せていきます。

 

もちろん、何もかもを許せるとは思えないかもしれませんが、それでもできる限り多くのことを許せるようになれば、

生きづらさが解消されとても気持ちが軽くなっていくことでしょう。

 

そして先に軽く触れておきますが、親や家族というものは自分の世界、心を大きく形作るものであり、

そこに怒りや憎しみ、嫌悪感を多く抱えているとなかなか気持ちが晴れることはないでしょう。

 

どれだけ時間がかかったとしても、自分の母親、父親、兄弟、祖父母、親戚、出会った人に対する感情をクリアにしていくことには大きな価値があります

 

いい人と思われたくて我慢し続けている

要因のひとつとして挙げられるものとしては、『いい人と思われたい』『気に入られたい』『愛されたい』という気持ちで動いているために、

自分が本来したいことや行きたいところ、食べたいものや着たいもの、あらゆることを我慢している可能性があるかもしれないということです。

 

周りから浮きたくない、いい人だと思われたい、損したくないという意識が強すぎるがために、本来自分が望んでいるような生き方ができず、

その我慢がまた怒りや悲しみに変わっていることがあります。

 

その『いい人と思われたい』という意識もまた、過去に家族との関係で培ってきたものだったり、テレビや周りの人から影響を受けたものかもしれません。

 

傍若無人でいようということではなく、ほんの少しでもはみ出してはいけないのではと気になっているとそれが生きづらさになることもあるのです。

 

生きづらさを少しでも解消していくには

人にはなかなか分かってもらえず、なんとも形容しがたい『生きづらさ』を抱えている人は少なくないのではないかと思います。

 

上で挙げた要因に心当たりのある方も多いかもしれませんが、それらの中でも最も重要と言えるのが『親・家族との関係』でしょう。

 

特に自分が母親・父親のことをどう思っているのか、兄弟・親戚・祖父母、その他親しい人たちに対してどういう感情を抱いているのか。

 

ここにしこりだったり偏りがあるとそれがそのまま日常生活や人間関係、仕事、経済状況に反映されていきます。

 

母親や父親のことが嫌い、あるいはポジティブに捉えなくてはならないと思っている、なんらかの葛藤が残ったままである。

 

そういった状態である方はこれから、両親との関係、感情、過去、嫌だったことなどに向き合っていくと驚くほどに生きづらさが解消されるかもしれません。

 

逆に言えば両親に対して怒りや憎しみ、復讐心を抱えたままだとおそらく根本的な生きづらさは変わらないでしょう。

 

ここからはその具体的な方法についても見ていきましょう。

 

日常で感じるネガティブな感情、嫌な気持ちの思い出を探る

日常だったり人間関係において、なにかとても嫌な気持ちになったり怒りが湧いたり、モヤモヤを抱えていることはないでしょうか。

 

それらは今始まったことではなく、もしかすると幼少期や子供時代に親や家族との間で感じた気持ちと同じものかもしれません。

 

それらがうまく解消できていなかったり、嫌悪感や許せていないという気持ちが残ったままだとそれと同じような状況に対してずっとモヤモヤし続けます。

 

そのためにも、最近あった嫌な気持ち、怒りの気持ちなどと同じような気持ちになった出来事を思い出してノートに書いてみましょう。

 

人によっては虐待のような出来事や死別、とても許せないような気持ちになることが思い当たるかもしれません。

 

それらを一度書き出し、感情を吐き出し、感じ方を変えていくことできっと生きやすくなっていくことでしょう。

 

最初にストレスを感じたかもしれない出来事、悲しい・ムカつく・嫌だ、そう感じた根本の出来事を細かく書いてみましょう。

 

できる限り細かく、いつ、どこで、誰と、どのようなことがあったのか。

 

小学生のころ、家で、両親や兄弟がいるところで、言い合いを見ていた、自分の行動を笑われてしまった、など。

 

思い出せる限り書いてみましょう。

 

イヤだと感じた出来事への感情を吐き出す・書き出す

人によってはなかなか向き合いたくないような出来事、思い出したくないような出来事もあるかもしれません。

 

ですが、それらに対して怒りや憎しみ、ジャッジをし続けて被害者の立場でいると自分自身の人生が苦しいままなのです。

 

ですので自分自身のためにも、ネガティブだと思っている出来事を書き出し、向き合い、そこにある気持ちを全部書き出してみましょう。

 

ムカついた、悲しかった、嫌だった、嫌いになりそうでつらかった、許せない、どうして。

 

いろんな感情や思いがあるかもしれませんが、それらに善悪をつけず、思うままにノートなどに書いてみましょう。

 

あの時なんであんなことをしたんだよ、どうして被害者面してきたんだよ、どうして悪口ばっかり言ってたんだよ、

そういった感情をできるかぎりそのまま吐き出していってください。

 

自分も同じようなことをしていなかっただろうか

ここで一度自分のことも振り返ってみましょう。

 

過去に親や家族、周りの人にされてつらかった、嫌だったと思っていた出来事と同じような気持ちにさせるようなことを、

自分も他の人にしていた記憶はないでしょうか。

 

身勝手だと思っていたことを自分もやっていたり、嫌なことをされたと思っていたことを自分も同じようなことをしてしまっていた。

 

おそらく誰しもが同じようなことをしていたり、形を変えて誰かをコントロールしようとしてしまったりしていたと思われます。

 

他人につらく当たった。

 

身勝手な行動ばかりしていた。

 

嘘ばかりついてしまっていた。

 

好き放題振り回していた。

 

それらをできる限り細かい状況や人物について書き出してみましょう。

 

そして良い悪いではなく、知らず知らずのうちに自分も同じようなことをしてしまっていたかもしれないということを客観的にでも見ていきましょう。

 

イヤだった出来事のもたらしてくれたことを思い出す

ここからは、過去の嫌な記憶や思い出、出来事に対してニュートラルな解釈をしていきます。

 

今までただただ許せない、嫌だった、悲しいだけだったと思っていた出来事に対してなんらかの恩恵とも言える側面を見出していきましょう。

 

一度感情を書き出していると冷静にみられるかもしれません。

 

虐待、DV、暴言、放置、嫌なことを言われた、見た、感じた。

 

人によってはイヤな側面以外考えられないということもあるかもしれません。

 

ですが、物事はポジティブに見える側面、ネガティブに見える側面というものが必ず存在しています。

 

どのような出来事や状況でも、メリットに思えるところとデメリットに思えるところ、両極が存在しているのです。

 

これについてはまた別の機会に書きますが、今までの人生でいいことだけ、悪いことだけ、ということは無かったように、

過去にあったひどくて嫌だったと思っていたこともなんらかのプラスをもたらしています。

 

あれがあったおかげで勉強するようになったかもしれない。

 

友達に出会えた。

 

自立できた。

 

得意なことができた。

 

料理ができるようになった。

 

被害者意識で生きて、楽ばっかりしていたかもしれない。

 

面倒なことから逃げていたかもしれない。

 

ひとつ気をつけたいのが、『反面教師』以外でのプラスに感じる部分を探すということです。

 

反面教師では怒り・見返したい・復讐心での感情になってしまっているので、それ以外の側面で探してみましょう。

 

そして、過去の出来事を無理にポジティブに捉えたり同意したり賞賛しようというわけではなく、あくまでもニュートラルに、

白黒や善悪での感情ではない捉え方ができるようにしていければ幸いです。

 

時間がかかるかもしれませんが、とても大きな価値があると思います。

 

自分のしたことが相手にもたらしたかもしれないものも考える

同じように、過去に自分が周りの人に対して『嫌なことをしてしまった』と思うような出来事のプラスかもしれない側面も見ていきましょう。

 

ひどいことをしてしまったかもしれないけど、それが相手の管理能力のアップにつながったかもしれない。

 

勉強するきっかけを与えたかもしれない。

 

自分以外の人と付き合って、より幸せになれたかもしれない。

 

欲望に駆られすぎていたことに気付くきっかけになったかもしれない。

 

楽しかったかもしれない。

 

父親や母親の嫌だと感じる側面の反対側を見つける

今まで父親や母親に対して、一極的な側面しか見えていなかったかもしれません。

 

無責任な人、高圧的な人、頼りない人、マイペースすぎる人。

 

そう思っていた部分とは反対の側面を思い出してみましょう。

 

なにかしらあるのではないでしょうか。

 

頼りになると感じた出来事。

 

温かいと感じたこと。

 

面白いと感じた出来事。

 

寄り添ってくれたこと。

 

自分にとっていやだと感じた出来事はなかなか解消できずにいても、幸せだと感じた出来事は忘れてしまっているかもしれません。

 

思い当たるところから探っていきましょう。

 

愛されていたこと、感謝していることを書き出す

次に、自分と親・家族との間であった、『存在そのものが愛されていたんだな』『あれは愛情だったのかもな』と感じる部分を書いてみましょう。

 

自分も親も、みんな不器用だったり伝えられずにいたことがたくさんあったかもしれません。

 

その中でも、あれは愛だったんだと思える部分も思い出していきましょう。

 

ご飯を作ってくれていた。

 

送り迎えをしてくれた。

 

遊びに連れて行ってくれた。

 

介抱してくれた。

 

褒めてくれた。

 

気にかけてくれていた。

 

学校に行かせてくれた。

 

当たり前だと思っていたことも、当たり前じゃないと感じられるようになってきているかもしれません。

 

もちろん、無理に感謝をしよう、ということではなく、自然と、溢れてくるように感謝や愛情が湧いてくるようになるまで時間がかかるかもしれません。

 

ですがそれでも、怒りや復讐心、憎しみや見返したいというエネルギーで生活していても、いずれはへとへとになりますし、

何より自分自身がとてもつらいはずです。

 

それを少しでも変えていけるかもしれないので、是非、両親、兄弟、祖父母、親戚、友達、周りの人、いろんな人に対する解釈を変えていきましょう。

 

イヤだと思っていたけど、そうじゃない側面もあるかもしれない。

 

愛されていたかもしれない。

 

ほんとうは仲良くしたかった。

 

話したかった。

 

聞いてくれてありがとう。

 

支えてくれてありがとう。

 

いろんな感情が溢れてきたとしたら、それも書き留めましょう。

 

自分の行動の動機になった感情が返ってきている

これについてもまた別の機会に書きますが、私たちは『何をしているか』よりも『どういう感情でしているか』ということがとても重要です。

 

それが復讐心、怒り、憎しみ、見返したい、許せないという気持ちから来ているのか。

 

それとも愛情や感謝、ありがとう、みんなを応援します、という気持ちでやっているのか。

 

私たちが心の奥で感じている感情が自分にも返ってくるので、ここにしこりや怒り・被害者意識を抱えたままだと何をしてもそれが返ってきてしまいます。

 

ですので、時間がかかったとしても親や家族、過去にあった出来事への復讐心や怒り、ネガティブに偏った気持ちをクリアにしていく価値はあるでしょう。

 

これから先、いろいろな角度から書いていきますが、ポジティブになろう、ネガティブはダメ、と言っているのではなく、

ネガティブに偏っているものをポジティブな側面も捉えてニュートラルにしていくことが重要です。

 

また逆に、今までポジティブな側面しか見えていなかったものもネガティブな側面があると気づけるとなお生きやすくなるかもしれません。

 

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まとめ

今回はかなり概要的に書きましたが、これからいろんな角度から過去の出来事への向き合い方、解釈、

感情との向き合い方や生き方について書いていきたいと思います。

 

特に親や家庭環境と向き合うということはすべての人にとってとても重要なことであると思います。

 

そこと向き合うことによって人生そのもの、感情、仕事、お金、人間関係が大きく変わってくることでしょう。

 

少しづつでも、自分なりにでもいいので親や家庭のことと向き合い、感情を吐き出し、解釈を変えていき、

そして今まで怒りや憎しみの感情で動いていたところが感謝や愛情によって動けるようになると驚くほどの変化が起きることでしょう。

 

一度や二度ではなく、何度も何度も、何年かかったとしても細かく書き出し、吐き出し、許せるようになれれば幸いです。

 

それほどまでにネガティブだけ、ポジティブだけに偏っていた考え方や捉え方をニュートラルにしていくことはとても価値があると思います。

 

また、気づいたところから『被害者』『加害者』『かわいそう』『ひどい人』などの、一極的な捉え方を手放していくことが大切なポイントでしょう。

 

そのためにもこれからも様々なことを取り上げていき、皆様の人生が少しでも変化を迎えられれば幸いです。

 

そして、心の底から笑って生きていけるように、怒りや憎しみ、被害者意識やジャッジの世界から抜け出して、お互いに尊重し合って感謝し合えるように、

穏やかで温かい毎日に入っていく考え方を色々と書いていきたいと思います。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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