弱い自分が嫌なときに大切にしたい考え方

自分は弱い。

自分は情けない。

自分は一人じゃなんにもできない。

 

そう思ってふさぎ込んでいませんか。

 

自分を強く持とうとしているのに全然そうはなれない、あるいはどうにかしようとしてもがいているのに余計につらくなる。

 

そんな時は自分自身で大きな勘違いをして追い込んでしまっているかもしれません。

 

今回は、弱い自分と向き合うことについての大切さを考えていきたいと思います。

 

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自分の弱さが受け入れられないつらさ

自分の弱さが受け入れられないということはとてもつらいことです。

 

虚勢を張って、無理をして、強がって、壊れそうになってしまいます。

人によっては、立ち直れなくなってしまうかもしれません。

 

弱いことは悪いことではありません。

人には強い部分と弱い部分が存在していて当たり前なんです。

 

だけど、小さいころからの経験や、社会での経験、いろんな体験を経て「強くないといけない」「人に弱さを見せるなんてダメ」「どんなことがあっても立ち上がらなければならない」といった思いが強くなっていったことでしょう。

 

誰しも陥ってしまうことです。

 

強いことこそがいいこと、弱さを見せてはいけない、いつだって元気で、ポジティブで、そんな人間でないと愛されない、受け入れてもらえない。

そういった思い込みが自分を、時には他人を追い詰めてしまうこともあったのではないでしょうか。

 

弱さは悪いことではないんだ

人間だれしも強いところ、弱いところをそれぞれ持ち合わせています。

 

そして、その強さや弱さも人によっては捉え方が変わり、弱い部分が強さに見えることもあります。

 

例えば、「泣かない」「一人でなんでもやる」「相手の意見なんてお構いなし」といった人がいたとき、どう思うでしょうか。

 

確かにある意味かっこよさや強さは感じるかもしれません。

 

でも、果たしてそれは強さなのでしょうか。

そして、それは果たしてうらやましいことなのでしょうか。

 

一人でなんでも背負い、他人を頼らないことは「強い」ことなのでしょうか。

たとえかっこよくても、それは人間らしい、近づきたい人に見えるでしょうか。

 

自分の弱さを受け入れる

本当に難しいことは、虚勢を張り、強がり、一人で何でもこなし、頼らず、迷惑かけず、堕落せず、すごい人間でいることではないのではないでしょうか。

 

「自分は泣き虫」「甘えん坊」「ダサい」「かっこわるい」「ひとりじゃできないことだらけ」「うまくいかない」「クズ」「ダメなやつかも」

 

そういった自分のダメ(だと思っている)な部分を認めてしまうことではないでしょうか。

 

とても怖いことです。

 

もしかしたら嫌われてしまうかもしれない。

もしかしたら愛されないかもしれない。

もしかしたらうまくいかないかもしれない。

 

そんな不安がよぎることでしょう。

 

でも大丈夫。

 

本来、人間なんて弱いものです。

 

それがいつの日か「強いことこそが正しい」「ポジティブこそが正義」

そういった経験が強くなり自分の見たくない側面を否定し、受け入れることができなくなり、虚勢を張り、壊れそうになってしまったのです。

 

弱さを受け入れる怖さをも受け入れる

自分は弱くて、醜くて、情けなくて、想像より下で、全然ダメで、助けてほしくて、怖がっている。

そしてそれを受け入れること、それが難しいということ。

 

その難しさも理解してみましょう。

誰だって怖いです。

 

自分の弱さをさらけ出すのはとても勇気のいることです。

恥ずかしいし、嫌われるかもしれないし、愛想をつかされるかもしれない。

 

その怖さを知っていること、そしてその怖さを受け入れることも、ひとつの「強さ」とも言えるのではないでしょうか。

 

弱さをさらけ出したり、受け入れられている人というのはとても優しいものです。

他人の弱さも理解できるからです。

 

人間ってそんなものだよね、人間ってもろいこともあるよね。

 

でも、だからこそ助け合って、手伝って、一緒に生きていくことを選択できるのです。

 

人を信じ、自分の弱さも信じ、補い合っていけるのです。

 

素っ裸でも大丈夫

弱さを毛嫌いする人もいることでしょう。

時には嫌われてしまうかもしれません。

 

がっかりされて、失望されて、離れて行ってしまう人もいるかもしれません。

 

でも大丈夫。

それ以上にその弱さも含めて私たちは愛されています。

 

確信は持てなくても、そう信じてみましょう。

 

自分の、他人の弱さを無視した生き方はとてもつらく、孤独になっていきます。

 

人として持っているものを無視して、否定して、ありえないものとして拒絶してしまうからです。

 

それが自分に向かうと、自分自身の半身を拒絶して否定することと同じことになってしまうのです。

 

そこに自分を受け入れるという大切な要素は起こり得ないのです。

 

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まとめ

弱い自分を受け入れることはとても勇気がいるし、恥ずかしいし、怖いことかもしれません。

 

時には離れていったり失望されてしまったり、がっかりされてしまうこともあるかもしれないからです。

 

でもそれはあなたの表面しか見えていなかっただけで、弱さをも含めたあなたこそ、本当の意味であなた自身なのです。

 

弱さを相手に押し付けたり、理解させようとする必要はありませんが、もし今とても辛くて無理をしていると感じる人は、少しづつでも自分の弱さを認識してみてもいいのではないでしょうか。

 

とても楽になるはずです。

 

そして、その怖さも理解して、受け入れがたさも理解して、ゆっくり生きてみましょう。

 

大丈夫、それでもみんな愛されています。

 

感謝することも多くなります。

 

こんな自分でも生きてていいんだな、こんな自分でも大丈夫だったんだ、そういった驚きも生まれることでしょう。

 

そして、情けなさや弱さを理解したとき、いろいろなことを受け入れやすくなります。

 

どうしてあの人はあんなに意地っ張りなんだろう、どうしてうるさいんだろう、どうしてどうしてと思っていたことも、みなそれぞれが持ち合わせている側面のひとつです。

 

誰しもがいろんな側面をもっていて、それを受け入れることもできるようになるでしょう。

 

その大きさが、ある意味では優しい強さなのかもしれません。

 

あなたは大丈夫、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

良い一日を送れますように。

 

 

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