こんにちは、Hikoです。
自分のことを『大丈夫だ』と思えるかどうか。
それだけで生きることが心地よくなったり、楽になったりします。
しかし逆に、「自分はダメだ」「自分なんか」「どうせ自分は」という気持ちが根底に染み込んだままだと、気付かない内に自分を追い込むような出来事を背負い込んだり、生きづらくなってしまいます。
今回は、人生に対して大きな影響を与える『自己肯定感』について、その高め方などをご紹介していきたいと思います。
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目次
なぜ自己否定・自分責めをしやすいのか

自己肯定の反対側に、『自己否定』『自分責め』というものがあります。
「自分はダメだ」「自分は終わっている」「自分はうまくいかない」「自分は愛されていない」「自分は居ないほうがいい」。
そんな言葉が事あるごとに、意識的にも無意識的にも頭の中を駆け巡っているのです。
とても辛い状態です。
ではそもそも、なぜそこまで自分のことを否定したり責めてしまうのでしょうか。
過去の経験から、自分のことを責め続けている
遠い昔、お母さんやお父さんから「なんでできないの」「ほんとにダメな子」「まったく…」「やれやれ…」といった言葉をかけられたり、そんな態度を感じ取ったことは無いでしょうか。
両親はそんなつもりはなくても、子供は一方的に「自分は迷惑なんだ」「自分はダメなんだ」「もっと頑張らなきゃ」「今のままじゃいけない」という風に解釈してしまったタイミングがあります。
そこから、少しづつ『自己否定』『自分責め』の世界へと踏み込んでいったのです。
お母さん・お父さんを喜ばせられない存在なんだ、という勘違い
お母さんやお父さんが悲しそうな、暗そうな顔をしているのを見て、「自分は何もしていないとダメな存在なんだ」「もっと喜ばせなきゃ」「もっともっと」と、そのままの自分を否定して、もっと強く、もっと良く、今の自分から変わらなきゃという気持ちが始まりました。
しかし、いつまでたっても喜ばせきれない。
どこかモヤモヤする。
モヤモヤするのは、『そのままの自分じゃダメなの?』という気持ちが奥底にあるからなのです。
「自分の弱いところも、できないところもあっていいって、言ってよ。」
「もういいんだよ、って言ってよ。」
その気持ちを見つめていくと、自分責めを少しづつ手放せるようになるのです。
そのままの自分でも、愛されている
自己否定の世界から、自己肯定の世界へと移っていくには、『そのままの自分でも愛されている』『自分は生きているだけで喜ばれる存在なんだ』ということを自分に言い聞かせていくことが大切です。
今まで自己否定・自分責めの気持ちから頑張り続けていたのを、『自分はありのままで素晴らしいんだ』と言い聞かせて程よい力加減で生きられるようになると、信じられないほどリラックスして過ごせるようになります。
そして、必ずそうなれます。
なぜなら、あなたも、私達も、みんな、『生きているだけで、生まれてきただけで、すでに、素晴らしすぎる存在』だからです。
『何があっても、うまくいかないように感じることがあっても、大丈夫。』
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自己肯定感を高めたい時に大切な5つのポイント

自己肯定感と言うと、「自分はすごい」「自分は大丈夫」「自分はOK」という気持ちをイメージします。
もちろんそうなのですが、解釈が狭いと少し落とし穴に嵌ってしまうことがあります。
自分の嫌なところ、ダメだと思うところも含めて認めていく
自己肯定感を高めたい、自分を認めたいと思った時に、『自分にとって都合のいいところ』ばかりを見ようとすると苦しくなっていきます。
「自分のダメなところも認めてよ」
「自分の特徴を受け入れてよ」
という気持ちが自分の中から湧いてくることでしょう。
自分にとって『嫌だ、ありえない、捨ててしまいたい、誰にも知られたくない』という部分を認めて、受け入れていくと『心から落ち着ける自己肯定感』を感じられるようになるのです。
自分の知られたくないところ、知られたくないことを許していこう
自分のいいところ、自信のあるところ、褒められやすいところは自分自身でも認めていきやすいものです。
そんな部分を褒めていくことも自己肯定感を高めるのにもちろん効果的です。
しかし一方で、自分にとって知られたくないところ、言われたくないことを「守ろう」「防ごう」「隠そう」として生活していると、どんどん息苦しくなる上に、身構えながら生活をしているのでどこか自分のことを信じきれないような気持ちになっていきます。
さらに、自分にとって「短所だと思う所」「無くしたいと思う所」「受け入れがたい所」はどうやっても無くなりません。
『そもそもそれを持った生き物』なのです。
そして、本来は自分にとって受け入れがたいところもあっていいものなのですが、生活している中で身近な人に怒られた、嫌な顔をされた、といった経験から「こんな部分を持ってちゃいけないんだ」と思い込んだのです。
高慢なんです、顔が大きいんです。
自分の中の『気になるところ』『隠そうとしていること』『受け入れがたいところ』はどこでしょうか。
人によって異なりますが、自分に問いかけてみましょう。
また、過去の記憶や経験の中で、「指摘されると否定したくなった」「バレると嫌われると思った」といったところはどこでしょうか。
私たちはどうやっても、「いいと感じる側面」「いやだなと感じる側面」を持ち併せています。
それを否定し、受け入れずにいるとなかなか『根底からの自己肯定感』を持ち難いのです。
「高慢なところがバレると嫌われるんじゃないか」
「実は冷たい」
「実は熱血漢」
「顔や、鼻や、特定の部分にコンプレックスがある」
「ゲスいことばかり考えている」
それらを否定しようとして、克服しようとして、とても辛かったのではないでしょうか。
もう認めて、受け入れてしまって良いのです。
「私は高慢で、それでもいいんだよ」
「実は冷静で、そこがいいんだよ」
「実は夢見がちで、そこが素晴らしい」
「実は泣き虫、でもそこがいい」
今まで嫌って、否定して、押さえつけてきた部分を認めてしまうのです。
時間はかかるかもしれません。
それでも、ひとつずつ、さらけ出し、受け入れてしまっても良いのです。
短所だと思っていたところが、愛される部分
今まで自分で押さえつけていた『短所だと思っていた部分』を認めていくと、自然と生きやすくなっていきます。
隠さなくてもいいんだ、自然にしていていいんだ、そのままでいいんだ、ということが分かってくるからです。
たとえ誰かに「ゲスいね」「冷たいね」と言われても、『それは悪いことではないんだ』と感じられるようになってくるのです。
また、自分が短所だと思っていた部分は実は人から愛される部分だったりもします。
天然なところ、ワガママなところ、静かなところ、熱いところ、人見知りなところ、落ち着いているところ、こだわりが強いところ、足が遅いところ。
今まで「無くそう」と思っていた部分はとてつもない価値があり、人を癒やし、人に好かれるポイントなのです。
完璧じゃない、どこか抜けているからこそ、私達なのです。
自分の素晴らしさも認めていっていい
自分にとって弱点だと思っていたところ、ダメだと思っていたところを認めていくと同時に、『自分は素晴らしい』『自分はスゴい』ということも受け入れていって良いのです。
何も持っていない気がする、ダメなところもある、できるところもある、そんな自分を「素晴らしい」「すごい」「いいんだ」「大丈夫なんだ」ということにしていくのです。
「自分はすごい、すごくてもいい、すごいのかもしれない」
「どうせ素晴らしいんだろうな」
「どうせ大丈夫なんだ」
「うまくいかない時も含めて、自分は素晴らしい」
「うまくいかないことがあっても、最終的にどうせ自分は大丈夫」
そう自分に伝えていきましょう。
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