面倒なことを避け続けると、本当に楽しいことができない理由

いつかやろう。

 

今度やろう。

 

準備ができたらやろう。

 

心に余裕ができてからやろう。

 

そういって先送りにしてしまっていることはありませんか?

 

それはどのような物事でもですが、楽しそうなことでも、めんどうなことでも、今やらずにいつかやろうと思っていても、その「いつか」はなかなか来ないと感じませんか。

 

いつかやろう、今度やろう、余裕ができたらやろう、そう思っていることは、今すぐにでも始められることだったりしませんか。

 

でも、準備が必要で、なにかあったらだめだし、失敗もできない。

そう思っているとなかなか手が付けられない。

 

だったら、考え方を変えてみませんか。

 

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実は、もう準備できてるし、いつでも始められる

いつかやろう、準備ができたらやろう、お金があったらやろう、余裕が生まれたらやろう、これが片付いたらやろう、そういった物事は大抵の場合、もう準備もできているし、あとは乗り込んで取り掛かるだけだったりします。

 

でも、いろいろな理由や要員を無理にでも探してきて「まだできない」ということにしてしまいがちです。

 

もちろん宇宙旅行に行こう、といったことはそうはいかないかもしれませんが、他のさまざまなことを考えてみてください。

 

あそこに行こう、あの人に話しかけてみよう、あのスポーツを始めてみよう、どこかに出かけてみよう、ごめんって言いに行こう、お菓子食べるのやめよう、などさまざまなことがあると思います。

 

人によりますが、たいていのことは実は始めるだけだったらお金も、時間も、何もたいしてかからないことが多いです。

簡単に取り掛かるだけだったらそんなに手間じゃないはずなのに、なぜかできない、なぜかしたくない。

 

それにはいくつかの考え方が引っ掛かっている可能性があります。

 

準備ができたら始めるのではなく、始めてみたら準備は整っていく

これはいろいろなことに当てはまると思いますが、実は始めてみたら案外うまくいったり、そんなに大した抵抗もなかったりすることがあります。

 

準備ができたら始めよう、と思っていると、「自分は準備ができていない」ことにいろいろなメリットを見出すことができてしまうのです。

 

もしかしたら失敗してしまうかもしれない、もしかしたら傷つくかもしれない、もしかしたら笑われるかもしれない、ダメなやつだって思われるかも、嫌われるかも、情けないかも、無理だってバカにされるかも、めんどうかも、すぐには手に入らないかも、時間の無駄かも、なんでもあります。

 

それくらい無限の理由で始めることを先延ばしにしてしまうことができてしまいます。

 

でも、いざ踏み出してみると気が付くものです。

 

もうすでに準備はできてたし、あとは勇気だけだったのかもと。

 

始めるのはとても億劫で、怖いもの

どんな人だって、何かをするのが億劫だったり、面倒だったり、希望が持てないことがあります。

 

それもいいのです。

それは決して悪いことではありません。

 

でも、それで踏みとどまっている自分を責めたり、あるいは自分を責めたいがために踏みとどまったりしていませんか。

 

「どうせ自分にはうまくいきっこない」「どうせ自分はやってけない」「どうせ無駄に終わってしまう」

 

そんな言葉が頭をよぎって、自分を踏みとどまらせたり、めんどうになってしまったり、あるいはできない自分を責めたりしていませんか。

 

つまり、本当はもう始められるのに、「どうせ自分は無理」という思い込みを確認するために何度もくじけ続けていることもあるのです。

 

自分のことをどう思って生きているのか

多くの場合、無意識に自分のことを「どうせ…だ」と思っています。

 

それは良くも悪くもです。

 

例えば「どうせできっこない」「どうせ失敗する」「どうせ始められない」「どうせ続かない」という思い込みが強ければ強いほど、それを見たくて味わいたくてそっちに引っ張られていってしまうのです。

 

そしてその結果「あーあ、やっぱりだめじゃん」「やっぱ自分は続かないんだ」「無理なんだ」とさらに強固なものになっていくのです。

 

良い悪いの話だけでなく、知らず知らずのうちになっていきます。

それは昔からの経験だったり、思い込みだったり、勘違いだったり、言葉だったり、そういったことから生まれたものでしょう。

 

そして、逆に「どうせ大丈夫」「どうせなんとかなる」「どうせいい感じ」といった気持ちがある人は、「やっぱり大丈夫だ」「やっぱなんとかなった」「やっぱいい感じだ」といった気持ちに帰結していくことになるのです。

 

逃げと選択

今やろうと思ってもできないとき、何が気になるでしょうか。

 

この行動の結果はどうなるのか、果たしてうまくいくのか、どれだけ続ければいいのか、などなど、脳裏をよぎることがあると思います。

 

そんなときは、今までどうしたかったのか、しなくて後悔したのか、どうだったのか、などを思い出してみてください。

 

今まで「あれやっておけばよかったな」「あれやめないでおいた方がよかった」「もっと真剣にやれば」「もっとどうにかなったんじゃ」と思ったことは、その逆に行くことがいいかもしれません。

 

つまり、やって後悔したことは、やらずに、やり続けなくて後悔したこと、やり始めなくて後悔したことなどはやる方向へ。

そして、面倒だと思ったことはやってみても良いのではないでしょうか。

 

「面倒だけど、やりたい」「結果が欲しいだけ」「どうにかして終わらせたい」といったことは、道中が面倒に感じるし、できるか不安になるかもしれません。

 

でも大丈夫、それが悪いことなんてことはないです。

 

面倒だし、つまらないかもしれないし、思ったような結果にはならないかもしれない。

 

でも、気になる。

 

「もしかしたら、なんかできそうかも」

 

そう思っているから気になるのではないでしょうか。

 

でも難しそうだし、どうしようか。

 

そう迷っているときは、迷っていいのです。

 

自分を信じてみてもいい

逃げることは悪いことではないでしょう。

 

とてつもない状況なら、そうです。

 

でも、もしそうでなく、わざとうまくいかない方向に進んでいる気がするのであれば、どうにかする選択もありです。

 

逃げずにやる、逃げずに続ける、それがいいかどうかは分かりません。

 

でももし、逃げの選択があなた自身を責める要因になるのであれば、一度考えてみませんか。

 

逃げてどうでしたか?

 

楽しかったですか?

 

それならば良いのです。

 

でも、あなたが今そうでないならば、そこは行く先を変えた方がいいかもしれません。

 

逃げるのではなく、違う選択を。

 

やりたいこと、やりたくないこと

何かをするとき、やりたくないことがあるかもしれません。

 

それは、めんどくさいことですか?

それともどうしても無理なことですか?

 

もし面倒なことならやってみる価値はあるでしょう。

その面倒には、なにかやりたいという気持ちと、損したくはないという気持ちが入っていることでしょう。

 

失敗したら、時間の無駄になったら、だったらやらない方がいいかも、面倒だな。

そういった気持ちはないでしょうか。

 

それはとても人間らしく、仕方ないことです。

 

でも、いつの間にか本当の楽しさから離れて行ってしまうこともあるのです。

 

面倒なこと、なんとなくやめてしまったこと、それはいい悪いではなく、楽しい方よりも「楽」な方を選んでしまったのではないでしょうか。

 

確かに楽しいよりも「楽なこと」は優先してしまいがちですが、後になってみれば後悔したり自分を責めるきっかけになったりします。

 

楽をすることはダメではないでしょう。

効率を考えていくことも大切です。

 

でも、それで何か違うと思うことがあるのなら、楽な選択ではなく、「面倒かもしれないし、つらいかも、失敗するかも、でも、なんかやってみたいかも」と思う選択をしてみるのもありかもしれません。

 

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まとめ

今もしもやるのが面倒なことがあれば、齧るだけでもいいのでやってみてはどうでしょうか。

 

そしてなにより、「うまくいかない」「中途半端」なことがあっても責める必要はないのです。

 

それでもいいのです。

 

そんなことより、どうしたいのか、どうしてみたいのか、自分を責めるために立ち止まっていないか、あるいは自分を責めたいがために同じような環境に戻ったり同じような行いをしていないか、「どうせ自分なんて」という自分にとどまっていないでしょうか。

 

やってみて、うまくいかないことはあります。

 

どんな人でも、どんなことでも、プラスもマイナスもあるものです。

 

面倒、なんとなく不安、といった「マイナスに見える部分」もあるからこそ、楽しいのです。

 

大丈夫、失敗しようが、笑われようが、どんなことがあっても私たちの価値は変わりません。

 

コンディションが良かろうが、悪かろうが、大丈夫です。

 

どっちもいい。

どっちも必要です。

 

「大丈夫」「10点でも100点」な自分を信じて

これまで、これから、あなたが何をやったかで価値は何も変わりません。

 

もちろん後悔してることや、過小評価することもあるでしょう。

 

でも、どんな選択をしても、失敗しても、へこんでいても、10点の価値しかないと思っていても、どんな状態でも大丈夫なんです。

 

「どうせ自分なんて」と思っているところから、「どうせ自分だから大丈夫」を信じて。

 

 

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