こんにちは、Hikoです。
あれもこれも、完璧に、人並みに、人並み以上に、誰にも何も言われないように頑張ってやらなきゃ。
誰にも文句を言わせないような、誰からも認められるような結果を残していかなきゃ。
そんな気持ちを持って物事に取り組み、時には自分にとって100点とも言えるような成果を得られたり反応を貰えたりすることがあるかもしれません。
しかし、生活において常にそれを続けていると多くの場合破綻してしまうか、あるいはできない自分をとことん否定して辛くなっていきます。
自分は完璧主義のつもりはなくても幼い頃からの習慣や生活のなかでいつの間にか思った以上に完璧主義になっていることもあるのです。
気付かないまま完璧にこなそうとして無理だと感じて諦めて、自分を責めてダメだと罵り、さらに頑張ろうとしてまた潰れてしまうというサイクルを繰り返すこともあるでしょう。
今回は、そんな『完璧主義な性格』を少しづつほぐしていき、リラックスして物事や生活を楽しんだり取り組んだりする考え方をご紹介していきたいと思います。
スポンサーリンク
目次
完璧主義な性格とは

完璧主義な性格とはどのようなものを指すのでしょうか。
その一部を見てみましょう。
ハードルが高すぎる
生活や仕事、勉強などにおけるハードルが高いことが多々あるでしょう。
または、「ここまでやれなくてはやる意味がない」「ここまでやらないといけない」と考えたり、どこかで手を抜くことに罪悪感を感じすぎることがあります。
ハードルを高く設定すること自体が問題ではなく、それを達成できない自分を責めたり息苦しくなることが多ければ少し立ち止まってみても良いかもしれません。
100点以上を目指そうとしすぎる
完璧主義の人の中には、あらゆることにおいて100点満点、そしてそれ以上の結果を出そうと自分を追い詰めてしまうことがあります。
テストや目に見えるものであれば良いかもしれませんが、生活や仕事において100点というものはほとんど存在しないのではないでしょうか。
その中で100点を求め過ぎるというのは時に辛いことでもあります。
また、100点では飽き足らず周りの評価を含めて誰よりも、どこよりも完璧に近いものを自分に強いることがあります。
もちろん、楽しくて、自分が心から喜びながら自分なりの素晴らしいものを作り出していくことなどは素晴らしいことでしょう。
そうではなく、自分の中で悲鳴を上げて、もう無理だと思っているにも関わらず誰かに怒られるのではないか、人に嫌われるのではないか、認めてもらえなくなるのではないかという恐怖から100点以上を目指してしまうことがあるのです。
完璧主義な性格の辛さとは

次に、『完璧主義な性格』にはどのような辛さがあるのかを見ていきましょう。
常に自分の行動を見張ってしまっている
意識的にも無意識的にも、自分自身の行動や生活、言動や生き方をほぼいつものように見張ってしまっていることがあります。
「こんなことを言っても良いだろうか」「これをしたら怒られるのではないだろうか」「手を抜いていないだろうか」「誰にも咎められないようにできているだろうか」「誰に見せても文句を言われないような生き方ができているだろか」といったように、頭のなかで自分自身の行動に対して『ジャッジ』を下していることが多いのです。
無意識に習慣的に行っていることなので、ほとんどの時間において自分のことを見張って、できていないと責めて、もっと完璧を目指さなくては、という自分を追い詰めるような生き方をしていることがあります。
正解・不正解を求めすぎて動けなくなる
完璧主義な性格に偏りすぎると、どうしても行動・生活・人生に対して”正解”か”不正解”かを求めがちになりますが、ほとんどの物事において正解・不正解というものは決められないことでしょう。
正解・不正解がないので、かえって自分の行動に自信が持てず動けなくなっていくのです。
あれをしたらダメかも、あれをしたら完璧にこなせないかもといった恐れからがんじがらめになりがちです。
頑張らないと自分の価値が無くなると感じる
完璧主義な性格が強いと、何事も完璧に、100点以上を取らないと自分には価値がない、誰にも相手にされなくなると感じてしまうことがあるのです。
本当はそんなことはないのですが、少しでも手を抜いたり弱いところ・できないところをさらすと自分の周りから人が居なくなってしまう恐れを感じています。
そのため、生活のほとんどの時間を気を張った状態で過ごしたり、あるいは自分の限界以上に動き続けてしまい体や精神を壊しがちになることもあります。
完璧にこなせないのを恐れて自分の気持ちを捨ててしまう
完璧主義な性格にありがちなのが、「完璧にこなせないし、失敗するくらいなら最初からやらないでおこう」「言わないでおこう」「引っ込めておこう」と自分の気持ちを抑え込んでしまうことです。
それらの行為が優しさや温かさからであればまだしも、「自分なんか」といった気持ちで引っ込めていくとどんどん自分を傷つけてしまうことがあります。
自分の気持ちややりたいことは優先されない、どうせ自分にはできない、どうせ自分はダメなんだという気持ちが強まっていくのです。
スポンサーリンク
完璧主義な性格を和らげていくには

ではここで、完璧主義な性格を少しでも和らげていく方法や考え方をご紹介していきましょう。
マイナスでも、10点でも、50点でも、100点でも良いと言ってあげる
完璧主義に陥りがちな人の中にはどうしても”0か100か”という思考が強くあります。
そこで、自分自身に対して10点でも50点でもいい、と声をかけてみましょう。
また、それ以下でも大丈夫なのです。
自分には何もできないと感じるのであれば「マイナス100点でも良い」と言ってみましょう。
そしてそれは、自分を卑下する意味ではないのです。
自分ではマイナスだったり10点だったり、ダメなように感じてもそうじゃないよ、という意味なのです。
今の自分には10点と感じられるようなことでも素晴らしいのです。
マイナスに感じるほど力を抜いて、その分人を頼ったり素のままの状態で人と接してみることも構わないのです。
また、100点を取ろうとしても良いのです。
マイナスでも100点でもいいと自分に許可してみることで、自分の行動に制限がかかりづらくなります。
やってみたいことにとことん挑んで失敗しても、あるいはゆるく進んでも大丈夫なのです。
完璧主義を和らげることに対して力まなくてもいい
完璧主義な性格の方が「完璧主義な性格を和らげるぞ」と考えた時に陥りがちなのが、完璧主義を和らげていくことに対して完璧さを求めてしまうことでしょう。
頑張らないように、力を抜くように、と意識しすぎて逆に自分を見張ってしまうこともあるのです。
そこで、完璧主義を和らげることも完璧にこなそうとしなくていい、と自分に言い聞かせてみましょう。
どのような物事も、自分の好きな力の入れ具合で進んでもいいのです。
もう100点だけを取ろうとしなくてもいいのです。
力を抜いた自分でも、どうせ何もかも在り続ける
無意識にでも完璧主義を貫いてきた方にとって、急には力をほどよく抜いてリラックスしようとしてもできないかもしれません。
それでも構わないのです。
そして完璧にこなせない自分を責めても、完璧にこなそうとする自分を責めてもいいですし、責めなくてもいいです。
どちらでもよいのです。
自分が納得するまで心の中で感じ続けていると、自分のことも、他のいろんなことも責めようとしなくなったり、完璧にこなそうとせずとも許せるようになるでしょう。
そして何よりも、たとえあなたが力を緩めて自分が楽しい、安心して動けるスピードと力で動いたとしても周りには人も、愛情も、評価も在り続けます。
もともと、あなた自身はリラックスしていても・結果を思うように出せていなくとも認められている存在なのです。
失敗しても、うまくしゃべれなくても、赤点でも、大丈夫です。
そう言い聞かせながら進んでいくときっとリラックスしながら行動できることでしょう。
そしてまた、自分の思う100点を目指して頑張っても良いのです。
自分の心地良い力加減で進んでみましょう。
まとめ

完璧主義な性格はおそらく、小さい頃からの習慣だったり思い込みによって生まれたことでしょう。
頑張らないと叩かれる、頑張っても褒めてもらえない、認められるように頑張らないと、誰にも負けてはいけないと言われた、負けを認めることはダメなんだ、100点以上取り続けないときっと相手にされなくなる。
そういった思いが心のどこかに住み続けて、長い間自分を緊張させて見張ってきたかもしれません。
ですが、それらを緩めても大丈夫なのです。
頑張ったり完璧を目指して行動することは大切なことでもあるでしょう。
ですが、それが自分を追い詰め、他人を追い詰め、家族を追い詰め、どんどん苦しくなっているのであれば一度立ち止まってみることも大切かもしれません。
自分は100点以上を取り続けなくても、時には10点、20点、50点の力でも大丈夫かもしれない。
あるいはもっと、マイナス100点くらいの気持ちで、周りの人に頼っても大丈夫かもしれない。
そう言い聞かせて自分の気持ちを少しづつほぐしてみましょう。
そして実際にいつもより力を抜いて、満点をとらなくても自分は素晴らしいんだよ、と自分を許していきながら行動してみましょう。
きっと、多くの人が、たくさんの場面で受け入れてくれることでしょう。
完璧にこなそうとしてきっと疲れてきたことでしょう。
よく頑張ってきたのです。
ここからは、好きに力を入れて、好きにリラックスして、好きに人を頼りながら生きてみませんか。
スポンサーリンク