執着しない生き方の始め方〜執着を手放すと幸せになれるワケ

「あれを叶えたい」「これを叶えたい」

そんな気持ちや願いは生きていると自然と出て来るものです。

 

しかしあまりにも「叶えたい」「手に入れたい」と願いに『執着』しすぎるとかえって現実が苦しくなったり辛い気持ちになってしまうことがあります。

 

そんな『執着心』というものは持たない方が良いのかもしれないと考えていてもなかなか執着心が止められず、ますます苦しくなってしまうこともあるのではないでしょうか。

 

今回は持てば持つほど苦しくなてしまう『執着』について、そして執着してしまう理由と執着を手放して『執着しない生き方』をするにはどうすれば良いのかを考えていきましょう。

 

スポンサーリンク

なぜ執着するの?

「あれが良い」「これが良い」「あれが欲しい」「これが欲しい」「手放したくない」「分かって欲しい」

人には様々な『執着』があります。

 

それは止めようと思っても簡単に止められるものではなく、気がついたら執着してしまっていた、執着することは気分の良いものではないのは分かっているのに執着してしまうということがあるのではないでしょうか。

 

では人はなぜそれほどまでに『執着』してしまうのでしょうか。

 

今に不満がある

執着してしまうのは多かれ少なかれ今現在に不満や不安があるからです。

 

誰しも完璧に不満や不安がない、ということはなかなか無いかもしれませんが『執着』が強すぎる場合は不満や不安の感情が大きくなりすぎているからでしょう。

今現在に対して不満や不安の気持ちが強いため、それを解消したい・無くしたい・埋め合わせたいという気持ちが『執着』へと向いていきます

 

幸せになりたい・お金が欲しい・愛されたい・手に入れたいという気持ちが肥大化していくことで『執着』へと変化していくのです。

 

過去に囚われすぎている

過去に失敗した・過去に手に入れられなかった・過去に傷ついたという気持ちが残り続けていると、その気持ちを解消するための行動を取り続けてしまいます。

 

あの時なぜあんなことをしてしまったのだろう・どうやったら後悔や心残りを解消できるのだろう・傷ついた気持ちを解消させて気持ちよくなりたいという『過去に対するこだわり』も執着と言えるでしょう。

 

昔腹が立ったことに対して見返してやりたい・償わせたい・謝らせたいといった気持ちが腹の底に残っているため今に集中して生きることができず、『過去に執着』して生きる形になってしまっているのです。

 

他人の評価が気になる・自信を持てない

他人の評価や言葉が気になってしまい自分の人生や考え方・持ち物などが他人からどう思われているのか、他人から認められるような物を持っているか・お金を持っているか・能力があるかにこだわり、それらが無ければ自信が持てないために様々な物やお金・評価に『執着』するようになってしまいます。

 

自分の基準で素晴らしいもの・面白いもの・ありがたいものがあれば必要以上に他人の評価を気にせずに満足できて物事に執着せずに済みますが、自信が無いので他人から認められようとしたり褒められたりするために『執着』して生きていしまいます。

 

 

自分を受け入れられない・受け入れてもらえなかった

物事に執着しすぎる原因として、自分自身のことを「受け入れられない」ということが関わってきます。

 

自分のありのままの姿や考え方・性格などを受け入れられないがため自分の外の物事で取り繕おうとして『執着』してしまいます。

本来の自分の姿を隠すために必死に手に入れようとしたり批判したりしようとするのです。

 

ただしこれらは自分自身が過去に「受け入れてもらえなかった」ということに起因していることもあります。

幼いころに自分の気持ちや考え方・意見を受け入れてもらえずに否定されてしまったり、注意されてしまって傷ついたままの場合「素の自分ではダメなんだ」「もっとたくさん手に入れなくてはならない」「お金や名声でごまかさなくてはならない」といった気持ちが強く働いて『執着心』へと変わっていきます。

 

人生の不都合が受け入れられない

人生で辛いことや悲しいことは避けることができません。

誰であっても人と別れたりトラブルにあったり、苦労することがあります。

 

しかし『執着』が強い人は「こんな出来事が人生であってはならない」「自分の人生に不都合なことがあってはならない」という考え方を持ってしまうので、トラブルや悲しいことがあっても受け入れられず必死に覆い隠そうとしたりごまかすための行動に『執着』します。

 

完璧主義である

人生は完璧でないといけない・もっと素晴らしい人間でないといけないという『執着心』は『完璧主義』とも言えるでしょう。

 

欠点があってはいけない・もっとうまくないといけないといった考え方が強いので受け入れられないことがあれば「絶対にこうあるべき」「自分だけが正しい」という気持ちになってしまい、無理矢理にでも事実や相手を捻じ曲げたり押し付けたりして納得できるような形に持っていこうとします。

 

物や人が自分を豊かにしてくれると信じすぎている

何かを手に入れたいと強く思っている時は、物質的に満たされれば人生が素晴らしくなると考えすぎているかもしれません。

 

確かにお金や物、人間関係は大切であり必要なものですがそれらを手に入れ続ければ満たされるわけではありません。

お金や物・人間関係は流動的なものであり気持ちや環境が変われば自然と離れていったり変化していくものです。

 

しかし物やお金・他人だけが自分を満たしてくれると考えているとその変化が受け入れられず物を手放したくない・嫌われたくないという『執着心』が働きます。

 

自分や他人を信頼できない

物事に執着してしまうのは、自分のことや他人のことを信頼できないことが原因となっていることもあります。

 

自分は信頼できる、他人は信頼できる、あるいは自分のこれからのことに関しても「自分ならなんとかやっていけるだろう」という信頼感があれば物事に執着しすぎず気軽な心持ちで生活できますが、

自分のことも周りのことも信頼できず、自分のこれからのことも信頼できなければ「なんとかしなくてはならない」「物やお金を手に入れなくてはならない」という気持ちが強く働きあらゆることに対して執着的に行動することになってしまうのです。

 

執着するとどんなデメリットがあるの?

執着することは私達の人生に様々な影響を及ぼすことがあると言われています。

その影響とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

他人と折り合いがつきにくくなる

自分の生き方や考え方に執着しすぎるとそれ以外の考え方や生き方を受け入れられず、他人との折り合いがつきづらくなります

 

「自分は絶対だ」「自分が正しい」という考え方に執着しすぎることによって意見の違う人とぶつかりやすくなり排他的な人間関係になってしまうのです。

 

人と依存関係になりやすくなる

適度に人間関係を築いたり信頼関係を築くことは大切ですが、『執着心』を持ちすぎると依存関係へと発展してしまう恐れがあります。

 

「どうして自分の思った通りにあの人は動いてくれないんだ」「相手は思い通りに動くべきだ」といった考え方が強すぎると他人をコントロールしようとしてしまったり意見が食い違った時になんとしても分からせようと執拗にいがみ合ったり、

あるいは危険な人間関係でも「なんとかしないといけない」「改善しなくてはならない」と執着して離れられなくなってしまうこともあります。

 

人間関係に執着しすぎることでその関係に『依存』してしまうことになるのです。

 

今の生活を大切にできなくなってしまう

過去や未来のことに執着しすぎることによって『今現在の生活』のことを認められず疎かになってしまうことがあります。

 

過去の出来事をなんとか解消したい・これからなんとか良くなっていきたいという気持ちが強すぎるために今の自分に大切なものがあったり幸せなことがあっても気づくことができず、今この時を生きることができなくなってしまうのです。

 

自分や他人のことを否定しやすくなる

物事や人に対して執着しすぎていると自分の考えに合わないことや納得できないことに対して否定的になってしまいます。

 

「自分はこうあるべき」「人はこうあるべき」という意識が強いのでそこから外れた場合には自分のことも責めたり否定しやすくなりますし、他人に対しても批判的な見方が強くなるでしょう。

 

特に自分のことに対して否定的だと完璧な自分になれないことに絶望して気軽な気持ちで毎日を過ごすことができなくなってしまうこともあります。

 

 

満たされない気持ちが続く

「こうあるべき」「あれを手に入れなくてはならない」という気持ちが強くあると意地でも手に入れようとしたり納得させようとします。

実際に手に入れたり人間関係に変化があっても『執着』が強いと今度はそれらを維持することや新たに自分を満たしてくれるものを探すことになります。

 

物や他人対して執着し続けているといつまでたっても満たされることがなく、自分自身に空虚な気持ちを感じ続けることもあるのです。

 

スポンサーリンク

執着しない生き方とは?

執着する生き方が苦しいものを内包している一方で、『執着しない生き方』は一体どのような生き方のことを指すのでしょうか。

 

自分や他人を信頼する生き方

『執着しない生き方』とは、物やお金あるいは人に執着しないということだけでなく「自分ならなんとかやっていけるだろう」「周りの人は信頼できるからしつこくコントロールしようとしなくても良いだろう」という『信頼感』を持った生き方のことを指します。

 

物やお金・人間関係を必死に執着して手に入れようとしなくても幸せだし、楽しく生きれるということを信じているので日々を無理なく過ごすことができます。

 

物や人間関係に依存しない生き方

「お金や物を手に入れなくてはならない」「人間関係は完璧でなくてはならない」といった執着が少なくなれば、自然とそれらに対しての依存心も少なくなります。

 

物に満たされていないと生きていけない、常に誰かに認めてもらわないと生きていけないという依存心を持っているとどうしても生きづらくなってしまいます。

依存心・執着心が少なくなればその分身軽に行動できますし、手放したり別れの時が来ることも受け入れやすくなります

 

執着しない生き方にはどんなメリットがあるの?

執着しない生き方にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

今に集中して生活することができる

過去のことやこれからのこと、自分のことや他人のことなどに執着しすぎないことで『今この瞬間』に対して集中して生きることができます

 

「あの時ああしていれば」「あれが欲しい」「もっと必死に手に入れなければ」という気持ちが強ければ強いほど現在に対して気持ちが離れていっていしまい、今どうしたいのか・今何がしたいのかということがわからなくなってしまうのです。

 

ストレスを減らすことができる

完全にストレスを無くすことはできませんが、少なからず日常で感じるストレスを減らすことができるでしょう。

 

コントロールしようとしたり手にれようとしたりする気持ちを執拗に持ちすぎることが無いので、「今この瞬間でも満足感があるな」「うまくいかないこともあるな」という感覚を持って軽やかに生活することができます。

 

お金や物を過剰に使い込んだり買い込んだりすることがなくなる

お金や物に執着しすぎているとどうしても「お金を貯めること」「お金を稼ぐこと」のために生きてしまったり「物を買うこと」「贅沢をすること」にキリがなくなり散財しやすくもなります。

 

それらの執着を減らすことができれば要らない物まで買ってしまうことを避けられますし、お金のムダ遣いや適切に使うことができず楽しめないということも減ります。

物やお金に対して程よい距離感で接することができるので過剰に不安になることが少なくなるのです。

 

執着しない生き方をするための取り組みとは?

『執着しない生き方』を実践するためにはどのような取り組みが必要になってくるのでしょうか。

 

とことん執着してみる

執着を手放していくためには「とことん執着してみること」が1つの手段として挙げられます。

 

「執着してはいけない」「執着を手放そう」という意識を持ってもそう簡単に手放せないのは心の底から『執着を手放そう』と思えていないからです。

言葉に出したり意識してみても心の奥底で「手放せない!」「納得できない!」という気持ちが残っていると上辺だけの気持ちで執着から離れようとしてしまい中途半端に終ってしまいます。

 

執着しても気分は良くならない・執着しても前に進めない・執着してもキリがないという気持ちが自然と湧き起こるまで執着してみることも有効なのです。

 

断捨離をする

執着心を減らす手段として『断捨離』も有効といえます。

断捨離は「物」の断捨離と「人間関係」の断捨離がありますが、ひとまず物を断捨離していくのがオススメです。

 

家にある使わなくなったものや要らないと思うものを手放していきます。

いつか要るかもしれない・勿体無いという気持ちが働くのは仕方がないことですが、その中でも何年も使っていないものや溜め込み過ぎているものは売ってみたり思い切って捨ててみることも大切です。

 

いつまでたっても捨てられないというのはまさしく『執着』とも言えることで、捨てられないものがたまり続けていると自分の周りが『執着』だらけになってしまいます

 

 

人間関係の断捨離も効果的

物に対する執着と同じく、人間関係に対する執着も自分自身の首を締めてしまうことがあります。

「なんとしても分からせたい」「思い通りにしたい」「振り向かせたい」という気持ちが強すぎると自分と他人との間に適度な距離感を保つことができず依存的な関係が進んでしまいます。

 

そのような事を減らすためにも、自分にとって健全でない・どうしても気が合わない人と距離を置くなどの『人間関係の断捨離』をしてみることが有効です。

ある程度の距離を置くことや離れて新たな人間関係を築くことによって今まで執着しすぎていた、考えすぎていたことに気付けたり自分にとっても他人にとっても心地の良い距離感になって楽になることもあります。

 

 

自分と他人と、人生の流れを信頼してみる

執着してしまうのは「なんとかしなくてはならない」「コントロールしなくてはならない」という気持ちの表れ。

その気持ちが強くある限りなかなか『執着しない生き方』を送ることができません。

 

執着しない生き方をするには自分のことも、他人のことも、そして人生の流れそのものも信頼して受け入れていくことが大切です。

無理やりいじくり回さなくても大丈夫、良くなろうとしなくても大丈夫だという気持ちを自分と周りの人、そして人生そのものに対して抱くことができれば過剰に身構えた生き方をしなくなり、ドンと構えて信頼した生き方を送ることができます。

 

自分の感情を否定しないで

自分と他人と、人生そのものを信頼して受け入れるには何よりも『自分の感じること』『自分の感じ方』を受け止めてあげることが大切です。

時には暗い感情になったり辛い気持ちになったりすることもありますが、それらを「それでも良い」という気持ちで受け入れてあげられれば自分のことを信頼する気持ちへと繋がっていきます。

 

「受け入れられない」という気持ちになったら「受け入れられない自分」がいることを感じ取るように、流れてくる感情・溢れてくる感情をそのまま感じてみて自分のことを受け止めていくようにしてみましょう。

 

 

何もしない時間を作る

執着心を解消していくには適度に『何もしない時間』を作ってみることも有効です。

 

物を買うことやお金を稼ぐこと、あるいは人間関係に対して執着している時はどうしてもそれらのことで頭の中がいっぱいになって居ても立ってもいられない、というような心境であることが多いでしょう。

 

そんな時にこそあえて何もしない時間を過ごすことによって物やお金・人間関係に対しての執着する時間から『執着から離れた一人の時間』へと変化するので、少なからず『自分にとって本当に大切なもの』を考える時間となったり執着しすぎた心をほぐす時間になります。

 

 

『執着しない生き方』が幸せをもたらしてくれる理由とは

『執着しない生き方』とは、単なる物質的な執着心についてのことを示しただけのものではない部分があります。

 

過去や未来、自分や他人、良いことや悪いこと、世間にある様々なことに対して『執着しない』ことによって今この瞬間を大切に生きることができ、なおかつ自分のことも他人のことも信頼しやすくなります。

 

これまでのこともこれからのことも執着しすぎていないために心を軽く保てますし、他人に対しても寛容な心持ちで接することができるでしょう。

人生そのものに対して身軽な感覚で楽しむことができるようになるのです。

 

もちろん執着しないからといって悲しいことや辛いこと、トラブルが無くなるわけではありません。

問題を無くすことが『執着しない生き方』の本質ではなく、出来事に対して「こうあるべきだ」「なんとかしてやろう」「あってはならない」という意識を少なくすることによって人生の様々な出来事を受け入れやすくなることに本質があります。

 

「なんとかなるだろう」「大丈夫だろう」という身軽な気持ちが『執着しない生き方』であり、嫌な出来事や辛い出来事を見てみぬふりをする必要もありません。

その時その時で起こった出来事に対して『執着』を手放して受け止めていくことによって「今現在を大切に」生活することができるのです。

 

良いことも悪いこともあってこその人生です。

「こうあるべき」という執着を少なくしていき、あらゆることを受け止められるような生活にしていくことができればきっと毎日の暮らしの見え方が変わっていくことでしょう。

 

 

スポンサーリンク

2 件のコメント

  • 自分自身は執着まるでしないように見えて、実は執着のかたまりみたいなもの。
    そんなもの。そこに気づいたときはじめて余計な力が減ってきて堂々としていることができるようになりました。生まれてから数十年経過した、つい最近のことです。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です