「あの時こうしていれば」という気持ちとの4つの向き合い方

Hiko
こんにちは、Hikoです。

 

多くの人が一度は『あの時こうしていれば…』『あの時ああしていれば…』という気持ちを持ったことがあるのではないでしょうか。

 

特に人生の節目や大きな環境の変化、そして新しいことを知った時や新たな価値観に触れた時、あるいは今苦境に立たされていたり後悔の気持ちから「あの時こうしていればな…」とい気持ちになることがあると思います。

 

そんな仮定をしても仕方が無いと分かってはいてもどうしても考えてしまうこともあると思いますが、一体なぜそのような気持ちになるのか、そして私達はその気持ちをどう受け止めていけば良いのでしょうか。

 

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なぜ「あの時こうしていれば…」と感じるのか

なぜ私たちは「あの時もしも…」という気持ちになるのでしょうか。

その感情はもちろん後悔の気持ちに他ならないのですが、「あの時こうしていれば…」という気持ちには複数の意味があるのではないでしょうか。

 

現状の苦しさから

1つに挙げられるのが『今現在が苦しい』ということです。

「あの時こうしていれば」もっと今豊かに暮らせていたかもしれない、もっと楽しく過ごせているかもしれないという気持ちが働いている状態です。

 

調子の良い時はそこまで感じないかもしれませんが、不幸が続くとより過去への後悔の気持ちが強くなります。

 

この状態は非常に辛いもので、『自分を責める形』での「あの時こうしていれば…」という感覚です。

大きな後悔に包まれて「もっとちゃんとしておけばよかった」「なんでやらなかったんだ」という自責の念が押し寄せてきます。

 

自分のやり方への後悔

現在から過去を振り返った際に『やり方を間違った』と感じて「あの時こうしていれば」という気持ちになることもあるでしょう。

ひどく自分を責めるような気持ちではなくとも、「違う手段をとっていればどうなったんだろうか」「言い方や伝え方、やり方を間違えたんじゃないだろうか」という気持ちがあるかもしれません。

 

選択や結果にはそこまで後悔していなくとも、その過程でたくさんの人を傷つけてしまったり間違ったことをしてしまったと感じて後悔の念に苛まれるのです。

 

「やり残したことがある」という気持ち

過去に戻れないからこそ「あの時こうしていれば…」という気持ちになります。

特に学生時代や20代の頃に対しては「もっといろんなことができたのではないか」「もっと違う経験ができたのではないか」という気持ちを強く感じるかもしれません。

 

もちろん幾つになっても選択肢や可能性というものはありますが、若い時期は行動力があったりや自由が利きやすいことが多いので「戻りたい」「やり直したい」という気持ちになるでしょう。

 

「あの時こうしていれば…」という気持ちにどう向き合うのか

「あの時こうしていれば…」という気持ちは悲しく、辛いことがあります。

少しセンチメンタルになることもあると思いますが、そんな気持ちにどのように向き合っていけばよいのでしょうか。

 

とことん味わう

まず第一に、「あの時こうしていれば…」という気持ちは否定しなくても良いのです。

自然と溢れてくる気持ちならばそれを受け止めて感じていくことが自分を責める気持ちや後悔の念を和らげていく道となります。

 

もちろん素直にそのような気持ちになれないこともあると思いますが、その時は「受け入れられない」ということもOKという意識を根底に持っておけば良いでしょう。

自分を責める気持ちや後悔の念はできれば感じたくないかもしれませんが、受け入れられない自分を責めてしまっては悪循環です。

 

溢れてくる気持ちをそのまま感じてあげることが何よりも自分を癒すことにつながります。

 

 

過去の自分を許していく

「こうしていれば…」「ああしていれば…」という気持ちを感じてあげた後には『過去の自分を許すこと』も大切になっていきます。

 

ひどい自責の念に苛まれることもあるかもしれませんが、それらを受け止めてあげられたならば「過去の自分には知識も経験も無くどうしようもなかった」「タイミングや状況も悪く無理だった」「その時できることはやった」ということを一つづつ自分に投げかけてあげることで自分の過去が癒えていき、後悔の念も解消されていきます。

 

もちろん一朝一夕で納得できたり後悔の念が消えることはなかなかありませんが、それでも何度も何度も『後悔』と『許し』を感じて与えていくことで自ずと気持ちが軽くなっていくことでしょう。

 

自分の成長と捉える

「あの時こうしていれば…」という気持ちは後悔や心残りな気持ちであると同時に『自分自身が成長している瞬間』とも捉えられるのではないでしょうか。

 

過去の時点では考えられなかったような選択肢を思いついたり、周りにいた人や環境に対しての感じ方が変化して「もっとちゃんとしておけばよかった」と感じることもあるでしょう。

現在から過去にかけて様々な経験を積んだり知識を得ることができたからこそ後悔を感じるのです。

 

今までとは違った視点や考え方を持ってより良く生きようという気持ちの表れとも言えるのでしょう。

 

今やりたいことをやっていこう

「あの時こうしていれば…」と感じることは避けられないかもしれません。

しかしその気持になったのであればその瞬間こそ『何かを始めるチャンス』かもしれません。

 

昔できなかったりやらなくて後悔したことがあるのであれば再チャレンジしてみても良いですし、今この瞬間やりたいことがあれば取り組み始めてみても良いかもしれません。

「あの時こうしていれば…」という気持ちはこれからの自分の生き方を考えさせてくれる大きなチャンスかもしれないのです。

 

後悔の気持ちを感じてひどく傷ついたり悲しくなったからこそ「やりたいことをやってみよう」「言いたいことを言ってみよう」という気持ちになります。

 

行動に移す時には勇気がいるかもしれません。

しかし「あの時こうしていれば…」という気持ちを知っているからこそ一歩踏み出す勇気を持ちやすくなるとも言えるのです。

 

 

小さな選択でも大切に

「あの時こうしていれば…」という気持ちを感じたからこそ、その時その時の生き方・考え方・判断を大切にしていくことが大切かもしれません。

 

小さな出来事や選択肢でも「良さそうだな」と感じる心をないがしろにせずに大切に選んでいき、時には大きな決断の時も心に従って行動していくことが後悔の念を『今とこれから』を大切にしていく気持ちへと昇華させていってくれることでしょう。

 

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まとめ

生きていればどうしても「あの時こうしていれば…」という想像をしたり感覚になってしまう時があるでしょう。

 

その時に後悔の念に浸ってしまったり自責の念に駆られることを避けたい・止めたいと感じてしまうかもしれませんが、せき止めてしまう必要はありません

後悔の念はしっかりと感じてあげて、もうこれ以上後悔できないところまで感じきってあげることが良い薬となります。

 

中途半端に納得させようとしたりうやむやにしようとしても心の中では「やっぱり後悔している」という気持ちが残り続けてしまいます

完全に受け止めることができなくとも、少しづつ自分の中の後悔の気持ちと向き合っていってあげましょう

 

また、『今を大切に生きる』ということも重要なポイントです。

後悔や心残りを感じたからこそ、これから・ここからは出来る限り自分が本心から望むことを選択していくことの大切さに気付けます。

 

それでも人間は絶えず変化していくものですからまた数年すれば「あの時こうしていれば…」という気持ちに苛まれることもあるかもしれません。

その時はまた後悔の念をしっかりと感じてあげて改めて自分の望むこと・やりたいことを少しづつでも行動に移していくことが大切なのではないでしょうか。

 

感じて、行動する。

その繰り返しこそが人生とも言えるのかもしれません。

 

 

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