みなさまこんにちは、Hikoです(*^^*)
今回のテーマは『理想と現実のギャップ』について。
おそらくほとんどの方が今の自分、これからの自分、今どうしたいのかこれからどうしたいのかこれからどうしていったらいいのか、
そう考えながら生活していても現実は頭の中で考えている”理想”の生活とは程遠い、そんなギャップに不安や苦しさ、自己嫌悪に陥ったことがあるのではないでしょうか。
また、本当はこんなことをしたくないような気もするけど、でもやらなくては”理想”の生活にはたどり着けないような気もする…。
だから今は自分を押し殺してでも”理想”の世界に向かって頑張っていくんだ…。
などなど、現実を否定して”理想”ばかりを追い求めていってしまいそうになったりすることもあるのではないでしょうか。
”理想”に向かって邁進している最中は良いかもしれませんが、ふと現実を見てがっかりしたり折れそうになったときは一体どうしたら良いのか、考えていきましょう。
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理想と現実のギャップに苦しむのはなぜ?

まずは、理想と現実のギャップに深く悩んで苦しくなってしまう原因をまとめていきましょう。
今すぐ欲しい理想が大きすぎるから
よく言われるのが「理想が大きすぎる」こと。
理想が高いことそれ自体に大きな問題は無いかもしれませんが、そこに現実の自分とのギャップを感じすぎて苦しくなるのは辛いことかもしれません。
今目の前にある現実、今の自分が持っているものや感じていること、あるいは今の自分自身に対するイメージを拒絶して一気にとんでもない”高い理想”を追い求めてしまうのは逆効果。
今日明日で変えられるものというのにはどうしても限度があります。
物理的に不可能な”理想”を追い求めているとそこに今の自分とのギャップを強く感じてしまい辛くなってしまうのです。
物質的な理想にこだわりすぎているから
「理想の自分は?」と問われてありがちな答えが「金持ちな自分」「スーパーカーに乗っている自分」「モテモテな自分」「優秀な自分」などというものがあるのではないでしょうか。
それらはすべて外的な要因、つまり物や結果を得ることによって手に入る理想です。
それらを欲しいと思ったり達成したりすること自体は素晴らしいことですが、外的要因にばかり目を向けているとどうしても「無いもの」に目を向けてしまいがちです。
今持っていないから・成し遂げていないから・褒められていないからといった理由で物質的・外的要因の理想を追い求めすぎるとキリがなくなり、
いつまでも何かを求め続けて足りない・渇望感・不足感が満たされることがありません。
そうなると物を得ても一瞬しか満足できず理想を達成しようが幸せを感じづらく現実にも失望してしまうことでしょう。
本当は自分のやりたいことではないから
理想と現実の自分にギャップを感じている場合、理想に向かって走っていくことが苦痛になっていることが多いのではないでしょうか。
理想の自分にたどり着くにはもっと頑張らなくては、と感じるあまり現実の自分を酷使してしまっています。
しかし、もしも耐え難い苦痛やギャップを感じている場合はそもそも本当にその理想が『自分自身の理想』なのかどうかを考える必要があるかもしれません。
本当は自分の理想ではなく他人・親・世間の理想を背負ってしまってはいないでしょうか。
本当に自分の理想ややりたいことであればそこに向かっていく過程も楽しめてしまうもの。
もし自分の本当の理想と今理想と思っていることが乖離しているのなら一度立ち止まって考える必要があるかもしれません。
今の自分に満足できないから
理想と現実にギャップを感じるのは今の自分に満足できずその不足感の穴を埋めようと理想に必死にすがりながらも、そこに到達できない自分に絶望してしまっているからです。
今の自分をすべてまるごと受け入れられるのは理想かもしれませんが、実際のところは難しいですよね。
ただ、あまりにも現実の自分を受け入れられず、満足できず、どこか自分と違う”理想の何か”になろうとして必死に走り続けるのも辛いことです。
本当は肩のにをおろして理想と現実の自分の両方を受け入れられたら良いのに…、と感じることもあるかもしれません。
現実の自分に満足できないのはなぜ?

ここでさらに「現実」・「今」の自分に満足できない原因を深掘りしてみましょう。
現実の自分を否定され続けてきたから
辛いことかもしれませんが、ありのままのそのままの現実の自分を受け入れられず否定されてしまったことがある人も多いのではないでしょうか。
一度や二度だけならまだしも、小さい頃から否定され続けられればその傷は大きいです。
現実の、本来の自分ではダメなんだ、もっと頑張らなくてはならないんだ、と”理想の自分探し”が始まってしまいます。
自分の本音を受け入れてもらえなかったから
こちらも小さい頃の記憶や経験が多いはずですが、自分の思っていることや感じていること、やりたいことややりたくないことを意思表示することを許されなった経験がある方もいるのではないでしょうか。
本当に些細な事でも「私はこう思う」「これはやりたくない」「嫌だ」と言うと「そんなことを言ってはダメ」「言うことを聞きなさい」とばかり言われ続ければ,
自分の本音には価値がない、自分の本音はないがしろにされるものなんだと思い込んでしまいます。
そうなると現実の自分に失望してしまい、まったく違う自分になるために”理想”を追い求めていくようになるのです。
失敗やできないことばかりに目を向けてきたから
同じように、幼い頃から「できたこと」「できること」よりも「できないこと」「できなかったこと」にばかり目を向けていると現実の自分を否定しがちになってしまいます。
例えばテストで90点をとって「100点では無い」と指摘されたり感じて生活しているとどうしても「今の自分はまだまだなんだ」「もっとやらなきゃ」と考えます。
現実問題として自分一人でできることには限界があります。
人は一人で生きていくことはできませんし、どうしても頼らざるを得ないことがある中で「できないこと」にばかり着目してしまうと永遠に「なんでもできる理想の自分」というものを追い求めてしまわなくてはならなくなります。
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理想と現実のギャップが辛い時にやってみてほしいことは?

では、理想と現実の自分に対して感じているギャップを埋めるにはどうしたらよいのでしょうか。
自分の理想と世間や親の理想とを区別する
まずはじめに、自分の理想が『本当に自分の理想なのかどうか』を考え直す必要があります。
自分の理想は実は親や他人、あるいは世間で言われているものを自分自身の理想だと思い込んでしまっていることではないでしょうか。
自分の理想とする自分と、他人が求める理想の自分というものは違います。
周囲で「あれは良いよね」「理想だよね」と言われているものに向かっていくと、周りからは褒められるかもしれませんが自分のやりたいことではないためにどうしても辛くなってしまいます。
今やっていることは本当に自分の理想・やりたいことなのでしょうか?
それとも世間一般で言われている理想の生活、親の理想に従った生活でしょうか?
本当にやりたいことをする
自分の理想と与えられてきた理想像とを区別したら、本当に自分がやりたいことに取り組んでみましょう。
本当に心から取り組んでみたいことならば、現在の自分と理想の自分に差があってもひどいギャップを感じたり絶望を感じたりすることがありません。
やりたくないことをやりたくないと言ってみる
本当にやりたいことをやってみるのと同時に、本当はやりたくない・嫌だと思っていることに対して拒絶の意思表示をしてみましょう。
理想と現実にギャップを感じている場合、今自分ができることとできないこと、またはやりたいこととやりたくないことの区別ができずにいる可能性があります。
なんでもできて当然、できなくてはダメだという思考をほぐすためにも、自分にはできないな・やりたくないなと思うことは思い切って断ってみましょう。
小さなことからでも大丈夫なので、自分の意思を伝えることで自分の理想ややりたいことがよりはっきりとしてくるはずです。
ベイビーステップで取り組んでみる
理想の自分に向かっていくのに際して、一気に物事を解決したり変化させようとしてもなかなかうまくいきません。
そこで小さな一歩から、できる範囲で理想に近づくために少しずつ取り組んでみましょう。
理想の自分にならなくても良いと考える
ギャップを感じて辛くなる最大の原因は現実の自分に満足できず理想の自分にならなくてはならない、そしてそこに到達できない自分はダメな人間なんだと考えてしまうことにあります。
そこで、理想に対するハードルを下げてみましょう。
理想の自分になれたらいいなぁ、もしかしたらなれるかもなぁ、くらいに軽く考えるようにしてみましょう。
今の自分ができること・したいことにフォーカスする
理想の自分になれていないことに辛さや焦りを感じる場合は、「理想の自分になれたら素晴らしいのかもしれない」「理想の自分になったら散財してみよう」などと考えているかもしれません。
そして今はまだできないので現実の自分をみじめに感じてしまいますますギャップに絶望してしまう…。
それを回避するためにも「今現在、自分ができることややりたいこと」に注目してみましょう。
理想の自分になれていない焦りよりも、今自分ができることに取り組んで現在の自分の姿を大切にするようにしてみるのです。
他の誰かになろうとしない
人間、自分自身と乖離した他の誰かのようになろうとすると自分自身を喪失してしまいます。
自分の良さも生かせないですし現実の自分自身を否定することになってしまいますし、本末転倒です。
”理想”はあくまで”理想”。
自分自身ではない「理想のあの人」「理想の誰か」に無理に近づこうとしたり成り代わろうとしても不可能です。
自分は自分。
”理想”の自分は、今の、そのままの自分が自然となっていくものであって、自分ではない「理想の人物」になることは辞めちゃいましょう。
他の誰かになり変わる必要はないのです。
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まとめ

理想と現実にひどくギャップを感じて苦しさや辛さを感じている場合は、まずは自分が「他の誰か」になろうとしていないかを考えてみてください。
自分の本心とは全く違う、世間や親から「こうなりなさい」「あれをしなさい」と与えられた理想像に向かっていくことは自分を捨ててしまうことにも等しいのです。
理想の自分とは「理想の考え方・あり方」を持った自分
理想の自分というのは何かを成し遂げたらなれるものなのでしょうか。
それでは何も成し遂げていない自分は理想とは程遠いダメな人間なのでしょうか。
本当の理想の自分というのは、「こんな考え方をするんじゃないだろうか」「こんなあり方で生活をしているんじゃないだろうか」とぼんやりと思い浮かべるもの。
生き様のようなもの。
今は何かを成し遂げていなくとも、理想の自分と同じ考えかたを持って生きていくことがひいては理想の自分になっていくことにつながるのではないのでしょうか。
何かになろうとするのではなく、今の自分でできる限り感じて、考えて、生きていくことが理想の自分になることそのものなのかもしれません。
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