
皆さんは『決断力』がどれくらいあるでしょうか?
仕事を辞める時や恋人と別れるとき、あるいは人間関係や住居を変えるとき大きな買い物をするときなど私たちには定期的に重大な『決断』を迫られる時があります。
そうでなくとも日頃から晩御飯は何にしようか、今日はどこへ行こうかという小さな決断もしているわけですが、普段の何気ない決断と異なり大きな物事を決断するときというのは頭の中を様々な思案がグルグルと回って冷静ではいられなくなりますよね。
そこで今回は、物事を決断できないときにどうしたら良いのか、決断できない原因と決断する方法の側面からご紹介していきたいと思います。
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目次
決断できない理由や原因は?

私達が物事を決断できないのにはどのような理由や原因があるのでしょうか。
最悪の結末を想像してしまうから
物事を決断すれば、当然ながらそれに伴う何かしらの変化が起こります。
精神的にも傷ついたり得るものがあったり、物理的にも環境や人間関係に変化が起きることは間違いないでしょう。
変化とは私たちにはとても恐ろしいもので、予測はしようとするのですがどれだけ頑張って考えてみても100%こうなるという確定した未来が訪れるわけではありません。
予想外に良い展開になったりあるいはひどい状態に陥ってしまったり。
色々想像はするのですが私達の頭にしつこくよぎってしまうのが『最悪の結末』というものです。
転職したり仕事を辞めれば今の状況が少しは改善されるかもしれないが、最終的に首が回らなくなるほどにひもじい思いをしてしまうのではないだろうか、人生が終わってしまうのではないだろうか。
あるいは恋人などの人間関係に区切りをつけたら後悔しかしないのではないだろうか。
頭の中には何かを決断することによって良い方向に行く想像や願望が浮かぶ以上に、もっとひどい状態になってしまうのではないかという想像が駆け巡って決断できなくなってしまうのです。
後悔しないだろうかという不安になる
決断の時に頭をよぎるのが一方を選んで一方を選ばなかったことに『後悔』しないだろうかということ。
やっぱりあの時違う選択をしていればよかった、やっぱりやめとけば良かった。
未来で『後悔する』ことがとても恐ろしくて、決断できないときというのが誰しもあるのではないでしょうか。
傷つくのが怖い!

決断できない原因として、傷ついてしまうことが怖いことも挙げられます。
特に人間関係においての決断は少なからず精神的に負担がかかるものがありますし、恋人と別れたり友人と距離をおく決断をする時に相手といがみあったり傷つけあってしまうのが怖いと感じることもあります。
相手を傷つけるのが怖いというよりも、変化によって自分が傷ついてしまうのが怖いという感覚が決断することを困難にさせるのです。
何かを捨てることになってしまうから
決断するということは『決めて、断つ』ということを意味します。
何かをしたり得ることを決めて、何かをしない・何かを得ずに断つということです。
今までと違う人間関係や仕事・ライフスタイル・生き方をすると決めて、今までの関係や生き方・習慣を断ってくという行為。
何かを得て、何かを捨てる。
私達はどうしても何かを捨てるということに抵抗を感じてしまうものです。
部屋の中にあるものや服をなかなか捨てられなかったり、人間関係で付き合いの少ない人や合わない人との関係を控えていくことに抵抗があることからも誰しもが感じることだとわかります。
しかし、何かを選ぶならば何かを選ばずに捨てていくということは避けては通れない道。
避けられないからこそ私たちは決断することが難しくなってしまうのです。
人やネットから情報を得すぎているから
決断を鈍らせてしまう原因として、アドバイスや情報を得すぎて自分の本心や考えが分からなくなってしまうことが挙げられます。
人に相談してアドバイスをもらったりネットで検索して様々な人の経験や知識を吸収することはとても大切なことである一方で、あまりにも多くの情報を得てしまうと「自分がどうしたいのか」という気持ちがどんどん覆い隠されていってしまいます。
また、ネットなどで情報を得すぎるとかえって不安になってしまったり他の手段は無いものかと永遠に決断ができないような状況に陥ることもあります。
決断する方法は?

決断することに対して迷いが生じた時にはどのようにすれば決心が付けられるようになるのでしょうか。
その方法をご紹介していきましょう。
最初の直感に従おう
決断する時には誰しもが直感に従っていくことが多いでしょう。
他の人からのアドバイスに頼ることがあっても、最終的にそのアドバイスを受け入れるかどうかも自分の直感で決めているものです。
直感に従わずに決断するとうまくいってもそれほど達成感を得られなかったり満足できなかったり、間違っても良かったから自分の直感に従えばよかったと思うこともあるのです。
たとえ失敗に終わったとしても「自分の選んだ道だから後悔は少ない」と前向きに捉えることができ、自分の直感に従わなかったときよりも気持ちを持ち直すことが容易になるでしょう。
ファーストインプレッションで良いと思ったものは悩みに悩んでも最終的には良いと感じるものが多いのです。
人に対するイメージと同じで、「この人とは気が合いそうだな」と感じれば合うことが多く、「なんとなく無理しそうな相手だな」と感じれば実際に付き合うと無理をして会話してしまうことがほとんどです。
直感で「あ、この選択肢で決断すれば良さそうだな」と感じた場合は素直にその直感に従うことが懸命なのです。
時間をおいてみる
直感に従うのと同時に、「今すぐに決断しなくてはならないんです!」という場合でなければ少し時間をおくことも有効です。
優柔不断と考えられるかもしれませんが、時間の経過で自分の気持が変化したり周りの状況は変化したり、あるいは異なる選択肢を思いつくこともあるのです。
「なんとなく今はまだ答えが出せそうにないな」「急いで決断するのは違う気がするな」と感じた時には、事を急ぎすぎて状況が悪化してしまうことを避けるためにも一度冷静に考えられるように時間をおいてみるのも1つの手段です。
損をする覚悟を持とう

決断に悩むのは自分にとってデメリットがない選択肢、完璧な選択肢を探そうとしているからかもしれません。
全ての物事において完璧にメリットしかないようなことというものは存在しません。
何かを得ることは何かを捨てることにもでなりますし、誰かと付き合うことを選べば幸せな気持ちと同時に人間関係で悩むことにも遭遇することにもつながります。
どれだけ良い面しか見えなくても、必ず受け入れ無くてはならない辛い部分や悲しい部分が存在します。
決断に悩む時には、どのような物事を選んでも何かしらのデメリットや辛い部分が存在すると認識しておくと都合の良い選択をするために奔走することが少なくなります。
どのような決断をしても必ず損をしたり経験をしたくないようなことが起きると覚悟をしておけば、自分の心に従って決断することへの抵抗感が小さくなるのです。
後悔しそうな選択肢は選ばない
直感で「コレだ!」と思えないような決断の瞬間もあります。
そのような時は『消去法』がおすすめです。
自分の中にある選択肢を一通り頭の中に思い浮かべるか、あるいはノートなどに書き出してみましょう。
それぞれの選択を決断したことを想定してみて、その先の自分はどのような姿・感じ方をしているでしょうか。
ある選択肢ではその決断をしたことをひどく後悔して俯いて、立ち直れないような状態になっているでしょうか。
あるいは自分の決断に責任を持って前を向いて生きているでしょうか。
それぞれの選択肢の『その後』を想像してみて、最悪の結末が待っていそうなものは一度選択肢から外していってみましょう。
最後に残った選択肢が自分にとってベストな選択肢・決断である可能性が高くなります。
20秒の勇気があれば良い!
決断できないのは決断したあとのことを考えてしまうから。
決断して状況が変わってしまうと、自分ではどうにも太刀打ちできなくなってどん底に落ちてしまうのではないだろうか。
今の自分を基準に考えるとどうしても決断後の変化に対応できそうにないと感じて悩んでしまうものです。
そこでオススメなのが、『20秒だけ勇気を持つ』という方法。
さらに言えば、20秒の間だけ勇気を持っている人物・別人になりきってみるという方法。
奇人変人になりきろうというわけではなく、理想の自分・理想の人間像・理想のキャラクターになってみるということです。
それもずっとなりきるのではなく『20秒』だけ。
20秒でなくても10秒でも5秒でも構わないのですが、とにかく短時間だけ別人のようになってみて決断への勇気を振り絞るという方法です。
一日中、あるいは生活している中でずっと気を張って勇気を振り絞るのはどうしてもストレスを感じすぎたり無理をし過ぎてしまうかもしれませんが、ほんの20秒だけならば決断する勇気を持つことが容易になるのです!

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
人生において細かな決断だけでなく大きな決断は定期的に訪れるもの。
それは自分の生活や生き方を大きく変える転機であることがほとんどでしょう。
できる限り後悔の少ない選択や失敗が無いような決断をしたいものですが、だからこそ悩んでしまいます。
・時間をおいてみる
・ファーストインプレッションを大切にする
・後悔しそうな選択肢は消去法で減らしていく
・20秒だけ理想の人物になりきってみる
具体的な方法としてはこれらが挙げられますが、兎にも角にも最終的に決断する時にはどうしても『覚悟』を持つことが大切になっていきます。
どのような選択肢を選んでも必ず良いところと悪いところがある。
そんな覚悟を持っておければ自分の直感に従って決断することも容易になっていくことでしょう(*^^*)
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