
みなさんは普段の生活で自分のやりたいこととやりたくないこと、どちらの割合が多い状態でしょうか?
生きている上でどうしても『やりたくないこと』からは逃れられないと思いがちですが、
本音では『やりたいこと』で自分の人生を埋め尽くしたいと考えることはありませんか?
『やりたいこと』を優先して『やりたくないこと』はやらない、それができたら素晴らしいと思うのに無理だと決めつけてしまって諦めてしまう。
けどそれを繰り返していたら自分の人生がどんどん可能性とは程遠い場所に行ってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、『やりたくないことはしない』という選択がもたらす人生への大きな効果と『やりたくないことをし続ける』危険性について解説していきます。
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目次
『やりたくないことはしない』のは悪いこと?

そもそも『やりたくないことはしない』ということは一体どういうことなのでしょうか。
どんな印象を受ける?
『やりたくないことはしない』という言葉を聞くとどういった印象を受けるでしょうか?
今の生活状況によって感じ方には差異があると思いますが、おそらく一般的には「わがまま」「世間知らず」「そんなの無理」といった感覚で捉えられているのではないでしょうか。
確かに小さな子供と違って大人になってから『やりたくないことはしないんだ!』と発言すると周囲から大ブーイングを受けそうなものですが、本当に駄目なことなのでしょうか?
おそらく多くの人は本音では『やりたくないことはしたくない』と考えながらもそんなわがままが通るわけがないと諦めて、
実際は『やりたくないことも我慢してやるのが当たり前』だからみんなも同じように我慢してやるのが当然だと考えているのではないでしょうか。
なぜ悪い印象を受けるのか?
ではなぜ本音では『やりたくないこはしたくない』と考えていても実際にそうすることは「わがまま」「そんなのは無理」といったマイナスイメージを受けるのでしょうか。
その多くは小さい頃からの教育や周囲からの影響が大きいと言えるでしょう。
実際にそんな生き方をしている人や試している人に話を聞いたわけでも無いのに、端から「無理」「わがまま」といった決めつけで印象を与えられているので無理もありませんが、
『やりたくないことはしない』ことのマイナスイメージだけを一方的に植え付けられていることがかなり多いのではないでしょうか。
『やりたくないことはしない』ことのメリットは?

やりたくないことをしないことのマイナスイメージはおそらく多くの人が抱いているものとして、逆にそれを実践してみた場合はどうなるのでしょうか。
実際に『やりたくないことをしない』ことが決してワガママなだけじゃないという理由とメリットを4つご紹介していきましょう。
ムダが無くなる
人生の行動において、できるだけやりたくないことはしたくないものでしょう。
実際に試してみると、根本的に自分にとってやりたくないことに割く時間を減らせるので圧倒的に時間のムダが減ります。
心の底で「あの飲み会には行きたくないな」「あの仕事はしたくないな」と考えているにも関わらず参加したり行動したりすることは心に少なからず負担をかけてしまうもので、
そこに行って何かしら得られるものがあるかもしれませんがやはり『やりたいこと』に時間や労力を割くのに比べて自分自身への納得感というものが違います。
『やりたくないこと』をやって後悔して自分を無理やり納得させる必要もありませんし、『やりたいこと』をやっていればたとえ失敗しても自分の選択に責任を持つこともできます。
時間や労力だけでなく、精神的な部分でも自分の力をムダにすることなく生活できるようになるのです。
『やりたいこと』を達成するための選択の基準になる
生活の上で多くの人が何かしらの目標や『やりたいこと』を考えていると思いますが、それに向けて行動すしようとするといろんな選択肢が浮かんできます。
たとえば「年収1000万稼ぐ」ということを目標にしたとしても、さまざまな方法が挙げられるでしょう。
自分でビジネスを立ち上げたり、高収入の仕事に就いたり、投資で儲けたりなど。
そんな時に自分がどれを選択すればいいのかわからない、どれをやりたいのかわからないと感じたときには『やりたくないこと』をはっきりさせていることによって消去法的に選択が可能になります。
「毎日通勤したくない」「一人で仕事したくない」「人に伺いを立てたくない」「大きなリスクは冒したくない」など、
自分にとって『やりたくない』と思うことを選択しないことによって自分が取りたい道を選ぶ基準になることも大きなメリットです。
自分の個性がはっきりしていく
『やりたくないことはしない』と決めることによって、自分自身の軸がはっきりしてきます。
一見わがままに見えるかもしれませんが、私はこれが好きでこれが嫌いということを自分でしっかり認識でき、自分の強みや弱みも浮き出てきます。
「人に合わせたくない」と考えて実行すると、無理して人に合わせた発言をする必要もなくなりますし相手に自分の判断基準が伝わりどういった人間なのかがよりわかりやすくなります。
その結果我慢からくる衝突を減らせるなどのコミュニケーション面での改善にも効果が出てきます。
普段からいろんなことは我慢して当たり前、というような生活を送っていると自分自身で自分の価値観や許容ラインがわからなくなってしまいがちですが、
『やりたくないことはしない』ということを決めていれば自分に負担をかけることなく自分の個性を浮き彫りにさせることができるのではないでしょうか。
ストレスが軽減される
「人に合わせたくない」「仕事を抱えすぎたくない」といったことを実践していくと、自分が無理をしていた部分を減らすことができるので大きなストレス軽減になります。
いきなりすべてを「したくない!」と決意することに抵抗のある場合は小さなことから初めてみるのはどうでしょうか。
たとえば「飲み会に毎回参加したくない」といったことであれば嫌だと感じた時には辞退してみましょう。
参加しないと決めるだけで時間やお金、精神的な面で大きな余裕が生まれるのではないでしょうか。
生活習慣や生き方、自分の行動について『やりたくないことはしない』と決めるだけで一気にストレスが軽減されること間違いなしです(*^^*)
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『やりたくないこと』をし続けるとどうなるの?

では逆に、『やりたくないことをする』という選択をし続けていると一体どのようになっていくのでしょうか。
やりたくないことをするメリットを受け取れることも
やりたくないことをしていればメリットと感じられる部分もあります。
それは、「世間や周囲に受け入れられやすい」ということ。
皆も同じように我慢してやっているので、同じように取り組めば比較的周りに馴染みやすくなります。
我慢し続けることは危険かも?
『やりたくないこと』をし続けることには大きなマイナス点もあります。
何よりも、大きなストレスを抱えてしまいひたすら自分の声を押し殺して生きていかなくてはならないかもしれないということ。
もちろん定期的にストレス発散をする機会もあると思いますが、それでも避けられるはずのストレスを抱え続けることに意味はあるのでしょうか。
我慢し続けて自分を押し殺しているといずれその負担は心を蝕むことでしょうし、あるいは他人へそのストレスが牙を向くかもしれません。
小さなところからでも『やりたくないことはしない』と決めることによって時間や自分への負担を減らせるのなら取り入れていきたいところです。
まとめ

『やりたくないことはしない』と一口に言うとわがままのように感じるかもしれませんが、必ずしもそうではないということが伝わったでしょうか。
理由としては、
①人生にムダがなくなっていく
②行動の選択の「基準」になる
③自分の個性をはっきりさせて、他人とのコミュニケーションを改善できる
④ストレスを回避できるようになる
といった4つのポイント。
「わがまま」と切り捨てるのは如何なものなのでしょうか。
初めからしないと決めていれば無理に消耗することもなくなりますし、相手とコミュニケーションを取る際にも自分の許容ラインを伝えることができて衝突を防ぐこともできます。
少しわがままだという印象を与えるかもしれない、という覚悟を持つだけで自分にとっても周囲にとっても大きな効果が得られるので、
もし今自分が「無理をしているな」「人に合わせているな」「抱え込みすぎているな」と感じているのなら『やりたくないことはしない』と自分の許容ラインを決めてみましょう。
小さなところからでもそう決意するだけで、自分も周りも大切にするきっかけがつかめてより楽しい暮らしにつながること間違いなしです(*^_^*)
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